身体の違い
犬と生活していると、自分のことをよく知ってくれていると思い込み、 つい人間のように接してしまいます。
しかし 全く違う種であるために 、いくつもの大きな違いがあります。
そんな違いをよく理解した上で 犬と接しましょう。
ごく当たり前のことですが、 犬は四足、人は2本足歩行です。
このことはすぐにわかる外見的な特徴です。
今は外見のことは後回しにして、内面のことから考えていきましょう。
五感の違い
外見ではわからないことに 感覚の違いがあります。
あの人は第六感が優れてるなんていうこと 耳にすることがありますが、人間は五感で判断をしています。
視覚、聴覚、嗅覚 、触覚 、味覚ですが、その中でも人は視覚を8割使って状況判断をしています。
しかし犬の感覚の中で、視覚はわずか2割です。聴覚 3割、嗅覚 4割、その他1割となっています。
目よりも耳と鼻が発達しているということです。
『 嗅覚 』
人とは違い 優れた嗅覚を持っているので微妙な臭いの違いも判断でき できます。
この能力は最近ニュースなどでも時々目にする、空港税関で違法薬物の摘発などの捜査に活躍する麻薬探知犬などの使役犬が注目を浴びています。
犬は大脳の中にある嗅脳が発達
犬の脳は自分の意志で命令を出す大脳、瞳孔反射の役割を担う中脳、 体のバランスを整える小脳 、食欲や自律神経、体温調節をする間脳、心臓や呼吸の働きにかかわる延髄、 呼吸や排尿の役割を担う橋などからできています。
基本的に人間と犬の脳はほぼ同じ 仕組みをしています。
しかし、脳の働きは人間と異なります 。
例えば人間は大脳の中で理性を司る前頭葉が特に犬に比べて発達しており、高い道徳性によって本能を抑えることができると言われています。
犬の方が発達しているのが臭いを感じ取ることのできる大脳の中の嗅脳です。
犬の嗅覚が発達しているのはこのためです。
優れた嗅覚は食欲、性欲など種の繁栄に重要な役割を担っています。
人間と犬では大脳の使い方が大きく違い、それが人間らしさ、犬らしさの個性の違いになっています。
『 味覚 』
犬の味覚は甘味、塩味、酸味、苦味で、人間はこれに加えて旨味を感じることができますが、犬は旨味を感じることができません。
犬は舌先にある味蕾という味を感じる小さな器官が少なく、人間が9000に対して犬は1700となっています。
味覚は人間の方が発達しており、犬は味の違いなどは 嗅覚で判断してると言われています。
【犬の味覚と人間の味覚の違い】
犬の味覚の特徴は 味を感じるため の 味蕾が人間の1/5と少ないので、犬の味覚は人間より鈍いといえます。
犬が感じる味覚は甘味、塩味、酸味、苦味で人間と違い旨味を感じない代わりに、水の味を感じることができます。
≪ 愛犬が食欲をなくした際の工夫 ≫
先ほど述べたように、犬は甘味、塩味、酸味、苦味、を感じることができますが、人間はこれに加えて旨味 を感じます。
しかし、犬は 人間が感じない水イオン濃度を感じることができます。
また人間と比べて塩見には鈍感という違いがあります。
犬の味蕾は少ない 動物は舌にある味蕾という小さな機関で味を感じます。
犬は約1700の未来を持つのに対し 人間は5倍の約9000の未来を持つという違いがあります。
人間と犬の塩味に対する感じ方の違い
犬は雑食、猫は純粋に肉食ですが、犬は穀物や果実も食べるし、猫と違い甘味を感じることができます。
何でも丸呑みにする味音痴な犬 の振る舞いは、一見雑食のように見えるので雑食と位置付ける人もいます。
犬は一部の栄養要求に関し猫と違って摂取しなくても合成できる代謝経路を持っています。
ビタミンA、タウリン、アラキドン酸 など 人間との共生の中で遺伝子の変異が保存されたため、雑食種のような酵素も思っています。
しかし長い適用の歴史が必要な根本期間は肉食から変化していません。
犬が好む甘味は肉を構成するタンパク質成分の 動物性アミノ酸への感受性です。
犬は魚や鳥の肉よりも牛や豚の肉を好むことが知られています。
犬は塩味に鈍感です 。
人間のような雑食動物は食物だけでは塩分が不足するので追加するために塩味を舌で感じ取るのが重要になります。
人間と違い猫や犬のような肉食動物は塩分濃度が体と同じ肉芽腫職なので塩分の摂取量に気を使う必要がありません、だから人間と違い下が塩味に鈍感です。
猫や犬は排泄などによって失う塩分を節水量で調整するので水の使用濃度に関する水味を舌で検知することが人間と違い重要なのです。
人間にとっては味覚が大事、しかし舌の感覚地図は間違い
特定の味覚を感じやすい舌の部分を示した味覚地図が、間違った解釈をされているといわれています。 視覚が色を感じる仕組みは、赤、緑、青、に感受性のある錐体細胞によります。
この連想から、味覚は「甘味」「酸味」「苦味」「塩味」「旨味」を別個に感じる味蕾によると考えられていました。
しかし味蕾はひとつの味蕾細胞で全ての味を感じることができます。
味蕾細胞は全ての味を感じますが、舌の上の分布密度は異なっており、先端と両端が緊密です。
そのため舌の先端のみが甘味、両端のみが酸味を感じるという間違った味覚地図が出来上がったわけです。
人間は味蕾の数が犬より多く密度が高くなっており食べる行為において味覚が重要な役割を果たしていることを 示しています。
犬は味覚よりも嗅覚が大事
人間は犬の5倍の味蕾を持っていますが嗅細胞に関しては人間の 500から1000万に対し犬は12500万と10倍以上です 。
感動に至っては犬は人間の100万から1億倍の能力です。
犬が食べる上で重視するのは匂い 食感味覚の順です。
盛り付けなどはあまり気にしません 。
食欲がない犬のための工夫
人間に例えるなら食べ物の匂いは犬にとって味覚と同じ位置づけになります
夏窓に犬が食欲をなくした時 ウエットなフードを湯煎などして臭いが香り立つようにして食欲を刺激してあげましょう
『 聴覚 』
聴覚も優れており、人間には聞こえない周波数の音も聞こえます。
この能力も耳に障害を持つ聴覚障害者を助ける介助犬として、犬に託された重要な役割となっています。
『 視覚 』
視覚は動体視力で言えば犬の方が優れていますが、犬の目は近眼であり、赤色が見えにくくなっています 。
犬はもともと近視でピントを合わせる能力が低く 人間の0.3ぐらいの視力と言われています。
しかし、視界はとても広く240°ぐらいで人間の180°に比べて かなり広くなっています。犬種によっても違いがあり、サイトハウンドといわれている、鳥猟犬の アフガンハウンドでは290°もあります。
視界の広さは狩りをするのには有利ですが、 奥行きを把握するのには向いていません。
左右の目の距離が離れているため、視野の重なりが狭くなり、距離感が曖昧になります。
犬の動体視力が優れていることから、犬種によっては900 M 離れた場所からでも動くものを見分けるといえます。
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